タワマン節税を考える②~タワマン節税のメリットとデメリット~

今回はタワマン節税のメリットとデメリットについて解説します。

 

タワマン節税のメリット

タワマン節税にはどのようなメリットがあるのでしょうか。具体的に確認しておきましょう。

相続税の圧縮高価が高い

タワマン節税を選択する人の多くが資産家の方で、財産を大きく圧縮することができるという理由でタワマン節税を行っています。タワマン節税は他の節税策と比べても圧縮高価が非常に高いことが最大のメリットといえるでしょう。

時間がかからない

相続税対策には毎年暦年贈与を行うなど、時間がかかるものも多くあります。タワマン節税は時間をかけずにできる節税対策です。

資産価値が高いものを遺すことができる

タワマンは都心の駅近などにあり、資産価値としても非常に高いものです。自分で利用するとしても他人に貸すとしても高い家賃を設定することができるでしょう。資産価値の高いものを遺すことができるというメリットは大きいものです。

 

タワマン節税のデメリット

タワマン節税にはメリットも多いものの、デメリットもあります。デメリットもしっかり理解して行う必要がありますので、具体的に確認しておきましょう。

投資用として購入する場合リスクがある

投資用として不動産を購入する場合、さまざまなリスクがあります。最も起こる可能性が高いのが空室リスクです。購入時は築浅の人気物件でもだんだん老朽化が進むにつれて周辺の新しいマンションに見劣りすることになります。

空室を避けるために賃料を下げざるを得ない可能性もあり、思うように収益を得られない可能性があります。

災害等に巻き込まれる可能性がある

不動産投資では火事や天変地異などの災害に巻き込まれて資産価値が大きく目減りする可能性があります。また、中で人で亡くなった場合などは事故物件として大きく評価を下げる可能性があります。

管理費・修繕積立金などのランニングコストがかかる

マンションを保有すると管理費・修繕積立金などのランニングコストがかかります。賃料として収入を得られている場合は、相殺することができますが、空室になってしまうと単純にコストになってしまいます。また、タワマンの修繕積立金は購入時よりも高くなっていくことがあります。

超高層のタワマンの大規模修繕はまだ経験が少ないため、どれくらいの費用がかかるのか、正確に見積もることができていません。そのため、将来大規模修繕の目前になって修繕積立金が高騰する可能性もあります。