2022-01-01から1年間の記事一覧

貸付事業用宅地の特例とは

今回は貸付事業用宅地について解説します。 貸付事業用宅地とは 貸付事業用宅地とは被相続人が貸付事業に利用している土地のことです。 貸付事業用宅地の特例を利用することで最大200㎡まで50%減額することができます。 被相続人が貸付事業用に利用していた…

特定事業用宅地の特例とは

今回は特定事業用宅地について詳しく解説します。 特定事業用宅地とは 特定事業用宅地とは最大400㎡まで、80%評価を減額できる制度です。被相続人が事業用に利用していた宅地で次のいずれかの条件を満たすものを指します。①被相続人の事業用の宅地被相続人の…

特定居住用宅地の特例とは?

今回は前回に引き続き小規模宅地の特例について解説していきます。小規模宅地の特例を利用することで、相続税の負担を大きく減らすことができます。 その中でも特定居住用宅地の特例は最も利用されることが多い特例です。また、330㎡まで土地の評価が80%減…

小規模宅地の特例とは

数ある相続関連の特例の中でも頻繁に利用されているのが小規模宅地の特例です。ただし小規模宅地の特例の適用条件は非常に複雑で勘違いしている人も少なくありません。今回は小規模宅地の特例の全体像を解説します。 小規模宅地の特例は4つに分かれている 小…

不動産で相続税を納めることができる?

相続税は原則、現金一括で支払う必要がありますが、どうしても現金で納付することが難しい場合、現物で納付する物納という方法があります。今回は物納について解説していきます。 物納の対象となる財産 物納の対象となる財産と優先順位が決まっています。物…

融資を受けたら相続税が安くなるって本当?

今回は相続税と借金の関係について解説したいと思います。 相続税が多くかかりそうな資産家の方には銀行が融資を受け、借金を作ることで相続税が安くなるという提案をすることがよくあります。 なぜ借金を作ると相続税が安くなるのでしょうか。 融資を受ける…

タワーマンションを買ったら相続税が安くなるって本当?

タワーマンションを購入することで、節税ができるという話を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。 いわゆるタワマン節税には落とし穴はないのでしょうか。 今回はタワマン節税の仕組みと注意点について解説します。 タワマン節税の仕組み タワマ…

不動産は相続する前に売るべき?

相続財産の中で大きな割合を占めることもある不動産。価値のある不動産は売却することも可能です。 不動産は生前に売却する場合と相続した後に売却するのではどちらが良いのでしょうか。具体的に双方のメリットを確認してみましょう。 不動産を生前に売却す…

借地権を相続する際の注意点

相続する財産の中に借地権が含まれている場合があります。 借地権とは土地を借りる権利のことで、建物が上に建っている場合があります。今回は借地権を相続した場合の注意点について解説します。 地主以外への売却が難しいケースもある 借地権と借地の上に建…

共有で不動産を相続するデメリット

遺産にはさまざまな種類の財産が含まれます。預金などの金融資産であれば綺麗に半分に分けることができますが、現物資産は半分ずつ分けるということができません。 特に不動産は金額も大きくなるため、共有で相続することも多いでしょう。 今回は不動産を共…

改正後の相続税対策の注意点と相続税の計算方法

相続税の税制改正について2記事を更新してきました。 今回は改正後の相続税対策の注意点と相続税の計算方法にフォーカスした内容をお届けします。 改正後の相続税対策の注意点 2021年度の相続税改正はそれほど大きなものではありませんでしたが、近年の改正…

近年の相続税の改正内容

前の記事では、2021年度(令和3年度)の相続税の税制改正のポイントをみていきました。 近年の相続税改正がどのようなものであったか、特に影響が大きいものをおさらいしてみましょう。 2015年1月の税制改正は「相続税の大増税」とも呼ばれ、申告件数は改正…